猫ってなつくとキスしてきますよね。キスって言っても、鼻キスとか鼻チューとか言うやつで、鼻をこすりつけてくるもの。これって、とってもかわいいけど、どういう意味があるんでしょうか。それに猫からの感染とかも気になるし。でも、猫が嫌がるのにキスしてはいけません。
猫がキスしてくるのは?
猫って、飼っていると分かるけど、結構ひんぱんにキスしてきますよね。って、もちろんなついているという前提ですが。
あれって、やっぱり飼い主のことが好きなんですかね。って、もちろんですよね。嫌いならそもそも近づかないし。
ただ、猫のキスって、いわゆる鼻キスとか鼻チューって言われているもので、鼻をこすりつけてくるものですよね。
飼い主としては、その辺は関係なくて、とにかく飼い猫がキスしてきたら、かわいくてしょうがないっていうのが本心。
ですが、猫の鼻キスは、好きというか愛情表現以外にもいろんな意味があります。っていうか、そっちの方がメインかな。
猫って目が悪いって書きました。だいたい数メートル離れるとぼやけます。飼い主の顔もぼやけます。
ですから、臭いで判断するんですね。犬ほどじゃないけど、猫も臭覚は優れています。ですから、飼い主が外から帰ってきたらまとわりつくのも、変な臭いがついてないかを確認するため。
へんなっていうか、自分の所有物と思っているから、自分の臭いがちゃんとついているか、臭いが薄れてないかってことで、しっぽをこすりつけたりしますよね。
それと一緒で、興味のあるものについては、まずは臭いをかいで、安全かどうか、どんなものなのかをチェックしているんです。
まあ、言ってみれば情報収集ってやつ。ですから、結構とんがったというか、突起物にはすぐに鼻チューをします。
それを応用して、指を近づけると鼻チューすることが多いから、まだなついてない猫にはまず指からっていわれています。
あとは、猫同士でよくやっていますが、挨拶ですよね。オッス!ってカンジで、鼻チューをするわけです。あっ、もちろん、メスでもオッス!の挨拶ってことで。
ということで、飼い主に鼻チューをするのは、愛情表現でもあるし、挨拶でもあるってことでしょうね。
どちらにしても、飼い主のことが好きってことだから、こちらのナデナデしてあげたりして、応えてあげてください。
猫とのキスで感染って?
そんな猫とのキスですが、キスというか鼻を擦り付けるだけじゃなくて、噛んできたりしますよね。
そうすると、なんか猫の病気とかの感染っていうのが気になるけど、どうなんでしょう。ってことをよく聞かれます。
確かに猫の口の中って多くの雑菌があるから、あまりいい傾向ではないですよね。それに、猫から人に感染する菌もあります。
有名なところでは、パスツレラ症ですよね。猫の口の中には100%あるといわれているパスツレラ菌。
ですから、噛まれると発症することがあります。風に似た症状だったり、気管支炎や肺炎の場合もあります。
抗生物質で治るので、なんか怪しいし猫にかまれたってときは、そのことを医師に伝えてください。
他にもカプノサイトファーガ感染症なんかも有名なことろ。カプノサイトファーガ属菌っていうのが、これまた猫の口の中には6割ぐらいあるといわれています。
ですので、猫とのキス。あまりおすすめできるものではありません。まあ、たまにちょっと鼻キスするぐらいならいいんですけどね。
そういう危険性があるってことは、猫を飼っている人は認識してないと、なんかおかしいってことで、ひどいと死に至ることもあるので、気をつけてくださいね。
猫がキスを嫌がるのは?
ところで、猫がキスをしてくれないって言う人もいます。まあ、それは猫も十猫十色ですからね。これまたしょうがないってことで諦めましょう。
ただ、猫って臭いに敏感だから、嫌なにおいがする人とはキスどころか、近づかないし、逃げていきます。
嫌なにおいっていうのは、タバコとか香水とか。ですから、結構お父さんは嫌われたりします。女の人でも香水はダメです。
あとは、なんか信頼できないっていうか、いわゆるなついてないって時。キスどころかだっこもできないと思うので、徐々に仲良くなっていきましょう。
そのほか、気分じゃないってときもあります。猫は基本的に自分本位だから、昨日は猫の方からキスしてきたのにって思っても、今はそんな気分じゃないってときは、さっさとどっかに行ってしまいます。
ってことで、猫とのキス、猫の方からやってきたらってことで、主導権は猫にあるってことを認識しておいてくださいね。
今日のオタン子
うちのオタン子も、よく鼻キスをしてきます。が、キスっていうよりなんか髪の毛を噛みたいみたい。そういう猫も多いですけどね。
ってことは、オヤジ臭はまだ出てないってことでしょうか。それとも、猫の場合はオヤジ臭も許容範囲なのかな。では、良い鼻キスを。
関連記事
猫が噛むのはなんで?
コメント