猫の爪切りってとっても大変‼」と感じている飼い主さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。大暴れしたり後足で蹴られたり引っかかれたり…。でも、もし逆の立場だったらと考えると、身体を拘束されたくなかったり、怖かったり、爪切りの切られる感じが不快だったりして、暴れたり引っかいたりして逃げたくなる気持ちも分かります。爪切りのストレスを少なくするにはどうすればいいのでしょうか?
猫の爪切りで暴れる時の対策は?
猫が暴れたり怒ったりしてしまうと、おとなしくなるまでにかなりの時間がかかって大変です。
暴れないようにタオルでくるんだり、洗濯ネットに入れたり、キャットグルーミングバッグに入れるとおとなしくなります。
でも、突然タオルでくるまれたりされたらびっくりしてしまうので、日ごろから遊びながらタオルでくるんで抱っこしたり、段ボール箱に洗濯ネットを引っ掛けておいて猫が入ったらチャックを閉めてみたりしておきましょう。
キャットグルーミングバッグも普段から入れて慣れさせておくといいですね。猫によって好き嫌いがありますので、猫の気に入る方法を見つけておきましょう。
猫は狭い所が好きなので、タオルでくるんだり、洗濯ネットに入れたり、キャットグルーミングバッグに入れたりするとおとなしく爪切りも日ごろから見せておいて慣れさせておくともいいでしょう。
一人で爪切りが難しい場合はどなたかに猫を抑えてもらって爪切りするとか、病院で切ってもらう方法もあります。大切な猫ちゃんとの信頼関係が壊れないように、嫌がっていたらまた別の日にチャレンジするなどして無理はしないようにしましょう。
猫が爪切りのときに怒るのは?
猫が爪切りの時に怒るのは、足の先端をつかまれるからかもしれません。猫は前足も後足も先端をつかまれるのが好きではありません。
そして、足を引っ張られるのも苦手です。なので、肘や膝も関節を持って前に押し出すようにするといいでしょう。
また、前から爪を切られるのも怖がるので飼い主さんがそばにいる安心感を感じさせながら、なるべく後ろ側から切ってあげましょう。
猫の爪は普段は中にもぐっているので、肉球を優しく押して爪を出してから切ります。
爪の指に近い方はうっすらと血管が通っているのが見えます。この血管が通っているところから少なくても2mm以上先を切りましょう。
深爪をして出血した場合は清潔なガーゼや脱脂綿で2~3分押さえて止血しましょう。圧迫しても血が止まらない時はペット用の止血剤を利用するといいでしょう。
爪切りが苦手な猫や、爪切りに慣れていない猫の爪切りをするときは止血剤を用意しておくと安心でしょう。
ただ痛い経験をすると爪切りがますます大変になるので切りすぎないように気をつけてくださいね。
また、一度に全部の爪を切ってしまおうと思わず1本でも2本でも切れたらOK!「頑張ったね。」といっぱい褒めてあげましょう。
猫の爪と人間の爪は形が違うので猫の爪切りには専用の爪切りを使うことをお勧めします。
ギロチンタイプとハサミタイプがあります。獣医業界ではギロチンタイプの「廣田工具製作所ネイルトリマーZAN」が切れ味の良さで人気が高いようです。
犬用ですが、小型犬中型犬用が猫にも使えます。ギロチンタイプが使いにくい場合はハサミタイプがあります。
爪が伸びすぎて肉球を指すくらいになっていると、ハサミタイプでないと切れないかもしれません。
多くの猫は後足よりも前足、小指側よりも親指側を嫌がるようです。
嫌がりにくい後足の小指側から内側に向けて切り、次に前足の小指側から親指に向かって切るといいでしょう。
後足親指は退化していてないので4本ずつ、前足の親指は少し離れたところにあるので切り忘れないようにしましょう。
爪に何度も触ると嫌がるので、爪を触るのは爪を切るときだけにしましょう。
猫の爪切りのタイミングは?
爪切りのタイミングは子猫や運動量が多い猫で10日に一度くらいを目安にしましょう。
シニア猫は1ヶ月に一度くらい切ってあげてください。後足は爪が伸びるのが前足よりもゆっくりなので2~3ヶ月に一度くらいのチェックで大丈夫です。
触られるのが苦手だったり、抱っこが苦手な猫の場合は安定した場所で眠っているときに1本ずつ切るといいでしょう。
まとめ
猫の爪切りは、触られるのことや抱っこされることと同じように肉球の触れられることに慣れさせたり、洗濯ネットやキャットグルーミングバッグに入ることにも慣れさせたりして、スキンシップの一つにできるといいですね。
爪を切るからには全部!と頑張らずに1本でも切れたらOKという気持ちで臨みましょう。
そして、爪切りした後はいっぱいほめてあげたり、ご褒美をあげたりしてあげてくださいね。
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