猫はしょっちゅうグルーミングをしています。グルーミングに、一日のうちの長い時間をかけています。きれい好きとも言われます。ここでは、毛玉ケア用の餌の効果や、おやつ、サプリについて見ていきます。
猫の餌で毛玉ケアのものは?
猫のグルーミングには、大きく分けて二つの意味があります。ひとつは、ざらざらした舌で古い体毛や体についた汚れを取り除き、毛の状態を整えて清潔を保つためです。
猫は狩猟をする動物なので、体の匂いで、獲物や敵に気づかれないようにしているのです。
二つ目は、体を舐めることで、気持ちを落ち着かせるためです。仔猫の時は、お母さん猫が舐めてくれていたので、その時の安心感を思い出してリラックスするのかもしれません。
猫のグルーミングは、猫の本能です。グルーミングをすると、古い体毛や汚れが胃の中に入ります。その毛玉を吐き出すのも、本能なのです。
毛玉(ヘアボールとも言います)をうまく吐き出せないと、胃や腸に毛玉がたまる毛球症になります。毛球症になると、食欲がなくなったり、便が出せなくなったりします。感染症にもかかりやすくなります。
猫の健康を守るためには、毛玉対策はとても大切です。ブラッシングやお風呂に入れるのも、対策のひとつです。また餌の工夫もできますね。
猫の毛玉ケア用の餌には、いろいろな種類があります。毛玉を吐きやすいようにする餌もありますし、糞として出しやすいようにする餌もあります。
毛玉ケアの餌は、
1.食物繊維が豊富なもの
2.良質なたんぱく質
3.穀物を含まない、または主原料ではないもの
がよいようです。
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維は、取り過ぎると便秘になりやすいので、両方の食物繊維をバランスよく取れるようにしましょう。
猫は肉食なので、穀物の多い餌だと、胃の中の毛をうまく出せなくなるようです。またお腹いっぱいになることもありますね。本来の食性に合わせて、良質なたんぱく質を取らせてあげてくださいね。
元々猫は、食べムラや好き嫌いが多い動物です。毛玉ケアの餌は、体質にあったものを選びましょう。
猫の毛玉ケアはおやつもあり?
毛玉ケア用の餌を、どうしても食べてくれない時もありますね。そんな時は、おやつの方がよいかもしれません。
毛玉ケア用のおやつもあります。ジャーキータイプやチュールタイプもありますね。
猫は、餌の食いつきにムラがあるので、食欲がないときにあげるとよさそうです。
ただ、おやつをあげすぎて、餌を食べなくなると困るので、様子を見ながらあげましょう。
猫草が好きなら、猫草も効果的です。猫草は、胃を刺激して、吐き戻すのを助けてくれます。
家の猫は、猫草を上手に食べれず、引っ張って土だらけにして放置するという困った癖がありました。猫草の下には、シートを敷いてくださいね。
猫草も、好き嫌いがあります。食べ過ぎて吐く猫の場合は、少し食べたら下げるなどのコントロールをしましょう。まったく食べない猫もいますが、その場合は他の手段を考えてみましょう。
猫の毛玉ケアはサプリでも
実はサプリもあるのです。猫の健康を守るための工夫が、たくさんありますね。サプリは栄養補助効果もありますし、少量でいいことが多いので、お腹が弱い猫やお年寄り猫にも向いています。
サプリもいろいろな種類があります。ジェルタイプなら、指先に少しのせて舐めさせるとよいですね。遊びの中でできる対策です。
保護猫などの人慣れしていない猫の場合は、私は鼻先や口のすぐ上に、ちょんとつけるようにして舐めさせていました。猫は、口回りや鼻先になにかついたら、舐めてきれいにしますので、その習性を利用しました。
但し、無理にすると嫌がられて、かえって近づかなくなりますので、これは最後の手段です。
粉末タイプなら、餌やミルクに混ぜて食べてくれると助かりますね。但しこのやり方は、猫が飽きてしまうと、一定量摂取できないこともあります。
乳酸菌サプリも人気があります。またヘアボールコントロールミルクも効果的です。
まとめ
猫が毛玉を吐くのは、肉食獣の習性です。毛玉が体にたまらないように、気をつけてあげましょう。
最近は、餌やおやつ、サプリもいろいろな種類があります。愛猫が好きなものを見つけて、健康な生活を送りたいですね。
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